2月

正月は遥か昔に感じるが、2月は半分意識を失ってでもいたのだろうかという感じ。

 

2度目、3度目の休園

2月のうちに2回も休園があり、すっかり自宅保育にも慣れた。

大変なことに変わりはないのだが心の持ちようのコツ、のようなものがわかってきた。朝食以外UberEatsでも全然気にならない。

年齢のせいか引きこもり生活が長引いたせいか体力の低下が著しく、”楽をする”ことのプライオリティが上がっているのだと思う。そうでないと週5日働けない。

 

働きながら育児ができるかどうかはその時もっている仕事の量と質によって左右されるわけだが、今ちょうどなんとかなるタイミングだった。

なんとかなってていいのか??という焦りもあるが、なんともならなくなったら詰む。

いつまた休園になるかわからない状態で、仕事のいろんなことに手を出すかどうかが悩ましい。母親にとって「成長」は贅沢品なのか……

 

ダーニングをやってみた

編み物の次はダーニングをやってみている。衣服に空いた穴や汚れを糸で繕うやつ。

野口光さんの本を買ったが、自分がどうやっても野口さんのようにカッコ良くはならない。大人が着ても貧乏くさくならない繕い、難しい……

お気に入りの服をアップサイクル。テキスタイルデザイナー野口光さんに聞く「ダーニング」の魅力|ホーム・キッチン&アート | 三越伊勢丹オンラインストア【公式】

ちょうど膝に穴が開いていたこどものズボンはかわいく仕上がったがもう既にサイズアウトしかけていて切ない。

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戦争が始まった

ロシアがウクライナに軍事侵攻をはじめた。

戦争がついにはじまってしまったという日、私は自分の給料に直結する目標面談を上司とする日だった。

いかに高い評価をもらえる目標にするか、見栄えの良い文章を作るか、そんな狭ーい世界の自分のことだけを考えていた。

これでいいのかなと頭をよぎるが面談の時にはそんなことも忘れてチャキチャキ喋っていて、自分の鈍感で浅はかなところが少し嫌になった。

 

 

今月見た映画

今月は4本も映画を見た。週1ペースで映画を見たの久しぶり。

ゴーストバスターズ/アフターライフ

事前に元祖を見ていたので様々な"元ネタ"が理解できてよかった。

ストレンジャーシングス的な、キッズたちの冒険!という感じが楽しい。ポールラッド好き〜

コーダ見た時も思ったけど子ども主人公のストーリーで大人がちゃんと大人として機能してると安心する。

 

ドライブ・マイ・カー

日本映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品ということで、見とくか……という気持ちで見た。

前半、うーんめっちゃ村上春樹って感じ(知らんけど)……おセッ…の話が好きやね(知らんけど)……と思ってたんだが、ドライバー役の三浦透子さんが出てきてから一気に引き込まれた。

ファッションとか興味なさそうな(でもこだわりはありそうな)朴訥とした女、憧れる。(対極にいるので)

 

 

エスト・サイド・ストーリー

思わず帰り道にトゥーナーーーイトゥーナーーーイと口ずさみながら歩いてしまった。

コーダを見たあとだったので若干集中力が切れていて「これはハイローでは??」「いやむしハイローがウエストサイドストーリーなのか??」「もしかしてヅカ×ハイローは(宝塚でハイローやる予定なんです)ウエストサイドストーリーなのでは???」とかずっと考えてた。

 

コーダ あいのうた

2月見た中では1番好きかもしれない、たくさんの人に見てほしい……

主人公は聾唖の両親と兄と、田舎の漁師町で暮らす高校生。「CODA」は「Child of Deaf Adults」で実際によく使われる略語らしい。

合唱クラブの先生が主人公の才能に気づいて進学を勧めるんだけど、この先生がすごく良かった。

主人公に同情するわけでもなく対等に接して、でも守るべき対象である生徒なのでできることはやる。伝えるべきことは伝える。周りの子どもや若者にとってこういう振る舞いのできる大人でありたいな……所謂ヤングケアラーになってしまっている若者を真っ直ぐに引っ張り上げる第三者の大人がいるというのも希望だった。

ドライブマイカーでもそうだったけど、コーダで見た手話もすごく綺麗だった。主人公が歌いながら手話で歌詞を表現するシーンは美し過ぎて咽び泣いてしまった。(ひとつの言語に勝手に感じ入り過ぎかなとも思うけどそれまでの伏線もあるので)

他にも泣いたシーンがいくつもある映画だけど、泣けたとかそんなことより自分の世界の見方を変えてくれたという意味でとても大事な映画になった。映画を見る意味ってこういうことなんだよねと勝手に納得するなどしました。